人生

ADHDの人が安全に運転するためのコツ

よほど便利な地域にお住まいでない限り避けられない車の運転。
「運転苦手だなぁ」と思っていても、通勤や買い物お子さんの送り迎えや介護など、運転をせざるを得ない人も多いはずですよね。

今回は安全に運転するポイントをADHD当事者目線でまとめてみました。

一当事者の意見です。自分の症状・特性をしっかり把握して、十分な事故対策をしましょう!

運転前の環境づくりと心がけ3つ

1.スマホは電源OFF

運転中にスマホが鳴るとつい気になっちゃったり
信号待ちで視界に入るとつい触りたくなったり・・・
ただでさえ不注意なのに!スマホいじる余裕はないはずなのに!
だけど人間ってのは衝動を抑えられない生き物なんですよね。

ということで、いっそスマホの電源を切ってしまいましょう!

スマホをナビとして使用している場合はLINEや電話の着信通知をOFFして
気が散らないようにしましょう。

2.交通量の少ない時間帯に練習

普段は助手席を死守している私ですが
時にはひとりで運転しなければならないこともあります。

実は以前、数年間ブランクがあったのですが、久しぶりに運転を再開したらもうおっかなびっくり。普段から運転に慣れておかないと、交通ルールや車の操作に必死になってしまい安全確認がおろそかになる危険大です。走りやすい道で車の少ない時間帯に練習して操作に慣れておきましょう。

その際、運転が上手な人に隣に乗ってもらうと安心です。
私は同居人に隣に乗ってもらって「ブレーキ遅くない?」「道の真ん中走れてる?」など確認しながら練習していました。

3.睡眠不足のとき・悩みごとのあるときは乗らない

運転しながら、意識は別世界に旅立っている瞬間はありませんか?

私は昔、自分のADHD的特性がわかっていなかった頃、頻繁にありました。
他の人も運転中はこんなものだろうと勝手な解釈をして運転を続けていました。
もし当時の自分に会うことができるなら、横っ面を張り倒してやりたいです。

本当にめちゃくちゃ危険です。
眠い時は車を停めて休みましょう。
お金を払ってでもタクシー使いましょう。

運転中の注意事項4つ

1.車間距離は多めにとる

自動車事故の発生状況として最も多いと言われるのが追突事故です。
考えられる原因としては車間距離の不足で前の車の急ブレーキに反応できなかった・漫然運転やわき見運転などの前方不注意・居眠りなどでしょうか。

睡眠不足のとき・悩みごとのあるときは乗らないなどの体調管理も大事ですが、車間距離をしっかりあけていれば防げる事故も多いはずです。

車間距離を十分とっているつもりだったのに、ハッと気づいたときには前の車が目の前に迫っている!なんてことのないように、前の車との距離はあけすぎくらいで丁度良いと考えましょう。

2.「ヨシ」と声を出して安全確認

恥ずかしいかもしれませんが、これがなかなか効果ありです!
声を出すことで漫然運転が防げます。

自動車学校のように大声で確認する必要はないので是非試してみてください!

3.駐車時等、不安だったら降りて確認する

ミラーでの後方確認って難易度高くないですか?
私はめっちゃ苦手です…距離の感覚がつかめないんだもの( ;∀;)

恥ずかしいけどぶつけると嫌なので何度も降りて確認しています。

4.ナビを使おう

ADHDの人は方向音痴が多いと言われます。

うっかり道を間違えたり、一方通行の道に侵入してしまったりすると頭が真っ白になって事故につながるかもしれません。

ルートは全面的にナビ任せにしてしまいましょう!

Googleマップのナビ機能はたまに突拍子もない冒険ルートを提示してきます。
初めて通る道の場合、やたら道が細かったりぐねぐねしたりしてないか、事前にざっと確認すると安心です。

まとめ

いかがしたか?

と質問するのがお恥ずかしいくらい当たり前のことばかりになってしまいました!

だけど、当たり前のことを日々やり続けるのが難しいんですよね。人は誘惑に弱い生き物ですし、うっかりしてしまうことって絶対にあると思うんです。ADHDの人に限らず、誰にでも。

でも、私はいつも思うんです。
自分の家族や友人、大切な人が事故に巻き込まれてしまったら・・・

逆に万が一、自分の家族や友人、大切な人が事故を起こしてしまって人を傷つけたり、最悪人の命を奪ってしまったら・・・

車の運転には常にその可能性が付きまとっていることを忘れないようにしたいですね。
神仏のような穏やかな心で運転したいものです。

それでは皆様、ご安全に!

ADHDの人が車の運転をすることは可能なのかこんにちは。ミンです。 大人の発達障害なるものが注目されるようになって久しいですが、テーマになるのはほとんど仕事上の適応困難のことばか...